Kai power オリジナルダイレクトアーシングシステムの

開発にあたって

 

二輪・四輪車は、一般的にバッテリー電圧によりセルモーターを駆動し、同時にパワーアンプで電圧を増幅させて点火プラグをスパークさせることでエンジンを始動・運転しています。

現在におけるこれらの一般車両は、電装機器のマイナス配線はエンジンやボディ等の金属部に直接アースされています。

しかし、ボディは鋼板のため抵抗値が高く、エンジン本体も高温のため抵抗値がどうしても高くなります。

抵抗値が高くなるということは、マイナス(-)の電気が流れにくくなり、本来有るべきパワーを損失してしまうことになるのです。

 

バッテリー上がりの普通乗用車のエンジンを始動させる際、ひとつの手段としてバッテリー同士をバッテリーケーブルに繋いで始動させる方法があります。

しかし軽自動車用や応急用などの細いバッテリーケーブルでは、セルモーターの動きが悪くなかなか始動できない場合も多い・・・。

だが、これよりも径の太いケーブルを使用すれば、セルモーターの動きが強くなりすんなりとエンジンを始動出来た。

また、ケーブルのマイナス(-)端子をセルモーター近くに接続すれば、セルモーターの動きが強くなりエンジンを始動出来た。

などのご経験のある方々も多いのではないでしょうか?

これらを考えると、バッテリーのマイナス(-)端子に各アース配線をダイレクトに接続するのが一番損失の少ない電気配線であり、もっとも理想的な低損失電気配線ということなのです。

 

そこで、Kai power では、電気抵抗や損失の少ない特殊ケーブルを使用して、バッテリーマイナス(-)端子にダイレクトに接続させるオリジナルアーシングシステムの開発に着手しました。

バッテリーアース回路をボディーアース方式ではなくダイレクトアースリターン方式とし、Kai power ダイレクトアーシングシステムの最大の特徴としてバッテリーマイナス(-)端子部にKITターミナルブロックユニットを直付けします。

ケーブルも同様に、ダイレクトにターミナルブロックとエンジン部等に3~9本のケーブルを接続します。

市販品の中ではアーシングケーブルは最多取り出し本数です。( 車種により本数が異なります。)

各8sqケーブルをメインボディアース・エンジンブロック・エンジンヘッド・オルタネーター・イグナイター・ディストリビューター・エアコン等の各箇所に接続します。

一般従来型( 他社製品 )のアーシングシステムと違い、1本のコードからの2~3分岐配線方式は採用しておりません。

Kai power では、KITのすべてのアースケーブルをバッテリー(-)端子にダイレクトに1本ずつ接続させることにより、もっとも理想的な電気配線と超低損失を実現させました。

 

もちろん、販売価格もお求めやすいように努力させていただいております。

流通ルートを簡素化して中間マージンを省き、パッケージを簡易梱包にすることで無駄な資材費を省いています。

それでも中国製の安価なアーシングや汎用品に比べるとお値段は多少高く感じるかもしれませんが、その中身や性能は全く異なり、安かろう悪かろうの類似商品とは一線を画しています。

Kai power オリジナルダイレクトアーシングシステムは、すべて当店のファクトリーにてご注文をお受けしてからひとつずつ丁寧に製作しております日本製で、ラインナップ全車種とも現車合わせにて採寸・レイアウト等の開発を行っていますので、高性能かつエンジンルームへの収まり具合もドンピシャです。

また、アイドリングストップ車にもいち早く対応してユーザー様から大好評を得ているとともに、カラー画像付きの取扱説明書もとても分かりやすいと評判をいただいております。

 

Kai power オリジナルダイレクトアーシングシステムを装着することによって、電装機器(エンジン点火システム全般・発電・充電チャージシステム・セルモーター・エアコン本体・カーステレオ・その他の電気機器)の性能を最大限に発揮させ、レスポンスUPや燃費の向上、ノイズの低減など、うれしい効果を体感していただけることと思います。